ボバ・フェット 感想 (ネタバレあり)
特に最終決戦はぐだぐだで、シールド張った巨大ドロイドとの戦いは信じられないテンポの悪さだった
一応街の人たちからは大名として受け入れられましたよ~というのがエピローグ的に語られるけど、こんだけ街を荒廃させたのはボバの手際が悪すぎじゃね...?とおもってしまうのは自分だけだろうか
フェネックが敵対していたパイクシンジケートの首脳陣を皆殺しにして幕を引くが、じゃあそもそもドンパチする前にそうしておけばよかったのではと...
冒頭で結構ギョッとしたのは、死にかけのフェネックを義体闇医者みたいな奴に引き渡して命を助けるんだが、命を繋ぎとめる代わりに腹がフル義体化してしまうというくだり
まあもう意識なかったのでしょうがなかったのかもしれないけど、本人の同意なしに勝手に機械化するのもどうなん?って感じだし、女性には子宮ってのもあるわけでなおさらオッサンがおいそれと手を出していいことじゃないとおもう
理想的には一時的にせよ意識を戻してもらって、同意をとってからやるべきでは...
ちょうどタイムリーな話として、アメリカで中絶の問題が吹きあがっているし、我が国でもピルの話が一向に進まなくてモニョっているところなので...
全体の構成としては、どうやって砂漠のワームっぽいやつから生き延びたかってのを説明するのと、タスケンと共同生活をしてほだされていくのと、パイクシンジケートと敵対していきながらタトゥイーンで大名やってくぞ~って感じだったけど、変に回想方式にしないでリニアに話を進めればよかったんじゃね?とおもってしまった
マンダロリアン関連のエピソードはシーズン3に回して、もっとボバとフェネックを掘り下げるような構成でもよかったのではと...
フェネックはあんな一匹狼感出してたのに、そんなコロッとつるむようになるんだ...という
まあこの2人のコンビはみてて幸せだったのでバディものとしてはよかった
なんかもっとこう最初は仕事上の付き合い感があったりしてもよかった
しかもヨーダのライトセーバーじゃなくてベスカーの鎖帷子選んじゃったんだなあ...とシーズン2のラストでド感動したばっかりなので、若干えーーってなっちゃった ポジティブに考えると、ep8 の展開を踏まえるとグローグーはベン・ソロの乱に巻き込まれずに宇宙のどこかで生きているかもしれないということか? クルルサンタンとかそれはもう死んでるやろぐらい攻撃されていたような気がしたが...
ベイダー卿も入れてやれよ
ちょっと面白いのは義体化したチンピラたちで、これまで義手の奴がいたり、クリーヴァス将軍みたいにフル義体の奴もいるぐらい生物機械技術が発展しているわけなので、なるほどこういう半端な義体の連中もいるよなあと
スターウォーズっぽいかというと微妙なラインだけど
タスケンたちの暮らしはマンダロリアンでも少し掘り下げられていたが、本シリーズではさらに踏み込んで風俗が描かれた
あの独特な棍棒みたいなやつってそういう流れで作るんだ~とかは面白かったけど、なんとなく描き方が西洋人が異文化の地に行ってイェイ映画みたいなノリで微妙な居心地の悪さがあった